看護部の活動
看護学生の臨地実習
平成29年度より人間環境大学松山看護学部の臨地実習を受け入れるようになりました。
9月14日から基礎看護学実習として1年生5名を受け入れ、患者さまとの関わりを通して、看護職者の役割や機能、療養環境とはといった基礎的なところを学んでいただきました。受け入れ初日は、私たちも緊張しましたが、実習生は更に緊張されていて、自分たちの学生時代を懐かしく思い出しました。実習病棟では、患者さまにご協力いただき、看護ケアの見学やお話をする機会を持つことができ、日を追うごとに実習生の緊張も解れていきました。残念なことに台風の影響で、4日間の実習が1日短縮となり、実習生から「もう1日あれば」と惜しむ声もありましたが、患者さまとの関わりの中で看護師になりたいという思いを再確認できたようでした。今回実習に当たりご協力を頂きました患者さま・ご家族の皆さまに感謝いたします。
今年は、基礎看護学実習Ⅰ・Ⅱで2回実習を受け入れる予定で、私たちも準備を進めています。
ふれあい看護体験
日本看護協会主催で毎年5月に開催される「ふれあい看護体験」に当院も参加しています。
ふれあい看護体験は、地域の皆さまと病院関係者が交流し、医療や看護の在り方について共に考える機会を持つこと、患者さまとのふれあいを通じて、お世話することや、看護・介護することの理解と関心を深めていただくことが目的で行っています。
今年度は、将来看護師や介護職など医療関係の仕事に就きたいとの希望がある高校生13名の参加がありました。
各病棟では、2~3名のグループに分かれて、ベッドメーキングや血圧測定、患者さまの洗髪や、足浴・手浴などを看護師と一緒に介助する体験をしていただきました。皆さん緊張していましたが、患者さまからたくさんの「ありがとう」を頂き、緊張感も解れとても嬉しそうでした。アンケートでは、看護師になりたいという気持ちが更に深まったとの感想もあり、私たちと共に体験したことが進路決定の一助になれたら、幸いです。
今後も、ふれあい看護体験の催しへの参加は継続し、参加者の皆さんの夢の実現の第一歩に少しでも関われるよう、次回も工夫して楽しく体験できる場を作っていきたいと思います。
職場体験学習
中学生が、実際に様々な職場に出かけ、働く現場を体験することで、働くことの厳しさや楽しさを実感したり、社会のルールやマナーを学んだりする場の提供を行っています。
今回の職場体験学習では、大洲市内の中学生が当院に職場体験学習にきて下さいました。皆さん医療関係の仕事に就きたいとの希望があり、興味を持っての参加でした。
各職員へのインタビューでは、仕事の内容やその仕事に就くために今何をすべきかを積極的に質問する姿が見られ、中学生のうちからしっかり自分の将来を考えているのだと、非常に頼もしく感じました。
また、患者さまにご協力いただいて、看護体験を行ったのですが、お孫さんと同じ年頃であったためか大変喜んでいただき、生徒の皆さんも良い体験になったのではないかと思います。更に、認定看護師からは救急蘇生法について教わり、息を切らしながらの実践となりました。このような職場体験学習で地域の生徒さんをお迎えする機会を頂戴する度に、私達もこの職業に就いた頃の新鮮な気持ちを思い出します。今回ご参加下さった皆さんと、将来一緒に働くこともあるかと楽しみにしています。
その他
- あしなが育英会主催の高校奨学生のつどい
- 救護支援を行っています。
- 健康フェア
- 八幡浜・大洲糖尿病チーム医療研修会で開催されたイベントにスタッフとして参加しています。
- 救急フェア
- 大洲消防署が毎年開催するイベントに協力しています。
- 健康相談会
- 世界糖尿病デーの記念イベントである健康相談会(市立大洲病院主催)に毎年参加しています。