部門紹介

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リハビリテーション科

基本方針

  1. 患者さんそれぞれのニーズに対応したリハビリテーションの計画を作成し、定期的に効果判定や必要に応じた方針の変更を行い、「思いやり」と「優しさ」のある患者さん中心のリハビリテーションを行います。
  2. 各専門職種が常に連絡を取り合い、チームアプローチを実践し、質の高いリハビリテーションを行います。
  3. 安全なリハビリテーションを提供し、安心感を与えられるように努めます。
  4. リハビリテーションの働きぶりを高め、病院経営に貢献します。

業務内容

入院・外来患者さんを対象とし、脳神経外科・整形外科・内科・外科の医師からの指示のもと、1日に80名程度リハビリさせて頂いています。また回復期リハビリ病棟の患者さんには5~6人のリハビリスタッフが担当となり、365日訓練を実施させて頂くことによって、より厚みのあるリハビリを提供させて頂いています。

早期離床、早期ADL(日常生活動作)獲得、早期退院を目標とし、発症直後よりベッドサイドにて、状態を確認しながら離床を促し、積極的に実施してお入ります。その後も回復期病棟や地域包括ケア病棟でのリハビリへと移行し、家庭復帰後の生活動作獲得やQOL(生活の質)向上等の為多職種と向上等の為、他職種と連携を図り協力し合うことで患者さんに良質なリハビリが提供できるよう取り組んでいます。

具体的には…

患者さんへリハビリの提供
1回のリハビリ時間は患者さんの状態や業務の都合等によっても変動しますが、20分~(1単位:20分)でリハビリを提供しています。
カルテの記載
リハビリカルテは実施時間・実施内容・日ごとの変化内容等を記載しております。多部門との情報共有とコミュニケーションを図ることも出来ます。
リハビリテーション総合実施計画書の作成・ご家族への説明
リハビリテーション総合実施計画書とは、1ヶ月に1度、多職種(医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士、管理栄養士)が共同して作成する、患者さんのリハビリテーション計画です。作成したリハビリテーション総合実施計画書は患者さん、またはご家族に説明し、診療記録として残すことになっています。作成されたリハビリテーション総合実施計画書は、患者さんの現在の状態や今後の目標等が記載されていますので、担当療法士から説明があった際には、ご一読下さい。また、ご不明な点がありましたら、担当療法士又はリハビリ科までお問い合わせ下さい。
スタッフミーティング(リハビリスタッフミーティング・病棟スタッフミーティング)
リハビリスタッフミーティングでは各担当療法士(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)が患者さんに対する目標を明確にし、目標を達成するための話し合いを行います。
また、リハビリスタッフミーティングでの情報をもとに、病棟でのスタッフミーティングを実施し退院までのアプローチを多職種で統一して患者さん、ご家族を支援するための定期的な話し合いを行ったりします。
このように、現在の状態を全体で把握し、今後の改善に必要な支援を検討していきます。
カンファレンス
それぞれの専門職種(医師・看護師・ヘルパー・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・社会福祉士・栄養士)が分野の枠組みを乗り越え、チームで1人の患者さんに対してベストな支援方法を話し合い、検討するものです。患者さん・ご家族・ケアマネージャーにも参加して頂き、スタッフと共にリハビリ目標を統一させた上でリハビリを実施し、早期の社会復帰を目指します。
その他
  • 退院前訪問指導
    疾病や外傷により日常生活能力が低下した患者さんは、以前と異なった生活を余儀なくされます。そのため、リハビリスタッフや担当スタッフが必要に応じて自宅訪問し、ケアマネージャーと共に生活環境の評価・アドバイス・提案やご家族に対する介護指導を行っています。
  • 自動車運転免許支援
    当院では運転免許センターと連携し、患者さんが安心して運転に向けあえるよう、支援体制を整えています。
    【支援体制の流れ】
    患者さんに対し、医療的知識(医師・リハビリスタッフ)と専門的な運転知識(愛媛県運転免許センター)のもと、自動車運転に関する評価を行い、運転再開・免許返納を判断させて頂きます。主治医に支援許可の確認後、患者さんの現状に応じた案内をさせて頂きます。
  • 病院実習の受け入れ・指導
    将来のリハビリテーションを担う人材育成への協力として、近隣の専門学校から臨床実習及び見学実習を受け入れております。
    【受け入れ校】
    愛媛十全医療学院 河原医療大学校

スタッフ紹介

理学療法士(PT):22名(10名は回復期リハビリテーション病棟スタッフ)
医師の指示のもとに治療体操や運動、マッサージ、電気刺激、温熱などの物理的手段を用いて、運動機能の回復を目的とした運動療法、物理療法などを行います。
具体的には、脳卒中、骨折、内科疾患による長期臥床の患者さんに対し、上記手段を用いて関節の動きや筋力の回復を図り、より安全で安心できる自宅生活がおくれるよう歩行訓練や、手摺り設置など家屋改修指導、杖・車椅子・靴などの使用に対する助言を行っております。
作業療法士(OT):17名(8名は回復期リハビリテーション病棟スタッフ)
身体または精神に障害がある方に対し、身体機能面だけでなく、認知面、社会面棟を含めた生活全般に、機能訓練または作業活動を通して、生活の再構築を図ることを目的としています。ここで云う作業活動には感覚・運動活動・生活活動・創作表現活動が含まれ、当院の作業療法士は患者さんの基本能力の改善を図りつつ「生活」に必要な応用能力や社会適応能力の向上をサポートし、環境や資源を整えることで社会参加の促進をお手伝いさせて頂いております。
言語聴覚士(ST):5名(1名は回復期リハビリテーション病棟スタッフ)
普段私たちは、何気なく家族や近所の方達と話をしたり、食事をしたりしています。この2つのことは、日常生活にとって大きな楽しみになっています。
日常のコミュニケーションの機能や食べる機能に障害があると、こうした何気無い楽しみが奪われてしまいます。
言語聴覚療法では、コミュニケーションや食べることに障害がある方に機能の回復や維持に必要な訓練を行っております。
受付・物理用法担当:3名
3人で受付・物理療法を担当しています。リハビリに来られた患者さんを一番にお迎えし、リハビリが終わった患者さんをお見送りさせて頂いております。

訓練風景


  • 入浴動作訓練

  • 屋外での訓練風景

  • 調理訓練

  • トイレ動作訓練

  • 七夕の飾り付け

  • 合同カンファレンス

設備紹介


  • リハビリテーションルーム

  • ADL(日常生活動作)スペース

  • ST(言語療法)室

  • 物理療法室

  • 訓練風景

  • 訓練風景

  • スタッフステーション

  • リハビリテーション受付
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